中学校の武道必修化

  平成24年度から中学校の保健体育の授業に武道が正課として加えられました。

  日本武道協議会に加盟している9団体(柔道・剣道・相撲・合気道・少林寺拳法・空手道・なぎなた・弓道・銃剣道)の武道からその地域の特性に応じて選択されます。

  どの武道を採用するかは、都道府県市町村の教育委員会の決定によります。中には中学校独自に決定されているところもあるようです。

 

中学校の体育で採用されている武道は?

  中学校の武道の授業では、全国的に柔道、剣道を採用しているところが多いです。柔道、剣道の経験がある先生が各学校に一人や二人はおられますし、部活動としても行われていることが多く、馴染みがあり授業がしやすいからと思われます。

  岐阜県では約95%が剣道、柔道が約5%、相撲が8校(平成24年度)です。

  全国では地域の特性により、わずかながら相撲や弓道、空手、少林寺拳法を採用しているところがあります。合気道は今のところ全国で40校ほどで行われています。

 

課題と取り組み

武道は怪我が心配

 中学校での武道必修化にあたり、 「うちの子供は体力がない」「うちの子は女の子なので心配」「事故やけがが怖い」など、教育委員会や学校に対して保護者から声が上がったところもあると聞き及びます。柔道の怪我や死亡事故について新聞やTVでよく取り上げられていたので、それまで武道に縁も興味も無かった方が不安に思われるのは当然のことと思います。

 この状況に敏感になり、問題となった柔道界でけでなく、ほかの武道、スポーツでも、事故を防ぐためにどうすればよいか考え、対応しているところです。

合気道は認知度が高くない

 合気道というと、名前は知っているが、どういうものかは分からない。見たことがない。という方が多いのが現実です。試合ということはしないので、スポンサーがつくことはなく、TVで放映されることはありませんし、普段の稽古場所が公共の体育館の中の奥まった武道場だったりするので、見学しに行こうと思わない限り、見ることのできる機会はほとんどないからでしょう。

 それでも、国内には2300団体(道場)があり、大学では約150校、高等学校では約60校に部活動・同好会があります。地域のカルチャーセンターにも合気道の講座を開設しているところはあります。

 合気道界では

 全国の各都道府県に連盟を整備し、団体間の融和と交流、情報交換をスムーズにするネットワークを構築しています。

 また、比較的怪我の少ない合気道でも頭部損傷などの重大事故などについて看過することなく、啓蒙を進めています。

 合気道本部道場が主催する学校武道実技講習会、日本武道館と合気道本部道場が共催する地域指導者講習会、全国指導者研修会などで、指導者の資質を高める取り組みをています。

 

 

合気道をお勧めします

 

  

合気道の精神と技

  本来、武道の起こり・目的は、相手を倒して自らが生き抜く技術を磨くことにあります。戦闘中でも冷静に行動できるよう、精神面の修業も重視されるようになりました。とても厳しい修練の道です。

  中学校では武道の授業時間は年間10時間程度ですが、勝敗・優劣を競うことを好まない生徒さんや、 体力に不安のある生徒さんには、苦痛な時間かもしれません。

  合気道の開祖は当初より「和合の道」を標榜し、「合気道は至誠の人をつくる和の武道である」と言っています。合気道は優劣を競う試合をしません。稽古では、ひとつの技について、お互いが取り(技をかける側)と受け(技をかけられる側)を交代しながら続けます。

 中学校の生徒さんを対象にしたあるアンケートでは、「合気道に興味がある」「授業であれば、ぜひ合気道をやってみたい」という回答が多かったとのことで、合気道を希望する生徒さんは潜在的に多いようです。

 授業で合気道を行っている学校は、比較的生徒数の少ない中学校や私立中学校が多いのですが、校長先生が合気道についてよく理解してくださっており、目指す校風と合気道の理念が同じであると言われる先生もおみえです。合気道の授業を受ける生徒さんのほとんどが、「楽しい。またやってみたい」と言ってくれます。

 合気道は、持っている力で技をかけることができ、相手とぶつかり合う身体の使い方をしません。また、受け身では、安全に転ぶ、転がる。その感覚を楽しめる面もあります。合気道の受け身を習得するだけでも、護身術を身につけたと言えるのではないでしょうか。

 

合気道の授業実施のために

 

  地域の合気道連盟・加盟団体をご活用ください

 

 合気道を授業で教えることのできる学校の先生はとても少なく、外部の指導者が来校して授業をするという学校がほとんどです。 

 できれば、合気道に興味をお持ちの先生が最寄りの道場に通って身につけていただく、理解していただくのが一番良いことで、歓迎します。

 また、日本武道館と合気会が共催で毎年 合気道指導者研修会を開いています。合気道の経験のない学校の先生方にも参加いただけるとても良い機会です。費用はかかりません。

 もちろん地域の道場から講師派遣もさせていただきます。

 

 合気道本部道場と地域の連盟が協力させていただきます。ご相談ください。

 

第1回全国合気道指導者研修会

平成25年11月15日から3日間の日程で行われた第1回全国合気道指導者研修会です。

(公財)日本武道館と(公財)合気会 合気道本部道場の共催で毎年行われます。

場所は日本武道館研修センター(千葉県勝浦市)です。

下の写真は中学校生徒さんにどのように技を指導するかの実技講習の様子です。

合気道を授業で実施している、またはこれから実施する中学校の先生、が参加しました。

連絡先

合気道田中道場

岐阜県合気道連盟事務局

 

住所〒506-0004

岐阜県高山市桐生町5-187-1

    ローレルコートA102

 

電話:0577-34-0460

FAX:        同上

 

mobile:090-1768-4825

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PChideta@hidatakayama.ne.jp